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フリーザ・第3形態 No.1378 レア度 6 レベル 1 最大Lv70 スキル デスボール 進化素材 闇の番人 コスト 30 HP 1476 2952 ターン(最短) 25(15) 虹の番人 タイプ 悪魔/ドラゴン 攻撃力 729 1308 Lスキル どぉれちょっと拝見… 神化の黒面 主属性 闇 回復力 0 0 進化元 フリーザ・第2形態 ダブアメリット 編集 副属性 なし EXP 300万 1,247,897 進化先 フリーザ・最終形態 ダブミスリット
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名前 フリーザー(寒冰鸟)(Arcticuno) 資質 S 属性 敏(攻) タイプ クリティカル型戦士 性別 ♂ 性能元 ロバート CV <宿命> 戦闘小隊 バンギラス、オーダイル、ラッタを同時に持つと攻撃力が20%アップ でんこうせっか ラッタ、ライボルト、フリーザー、ピカチュウを同時に持つと攻撃力が20%アップ バトルマニア クロバット、フリーザー、マニューラを同時に持つと攻撃力が20%アップ 厚い氷 氷のネックレスを覚醒して、HPが15%アップ 赤胆竜心 竜心の指輪を覚醒して、攻撃力が15%アップ <スキル> グラスフリーズ 敵単体に攻撃し、自身のクリティカル率を30%増加させ、大ダメージを与える。 ぜったいれいど 自身40%と周囲の味方20%のクリティカル率を増加させる。1列の敵に攻撃し、大ダメージを与える。 こおりのいぶき 自身の攻撃力が恒久的に上昇する。 オーロラベール 戦闘時、味方の攻撃力が増加する。味方にギャラドスがいるとき、自身のクリティカル率が20%増加する。 <闘志> 殺戮(野熊) 全戦闘での初期怒り+115 闘争 アリーナでのポケモンのHPが100%アップ 技巧 全戦闘でのスキル発動率が9.55%アップ 強心 全戦闘でポケモンのHP+20000 <紹介> 氷を操る力を持つ伝説の戦士。冬空の空気に含まれる水分を凍らせて雪を降らせる。 <装備> アイスソード 氷の冠 氷の上衣 氷のブーツ 精霊のネックレス→氷のネックレス 精霊の指輪→竜心の指輪 <ボイス> スキルボイス「お前は既に、ゲームオーバーだよ」 「怪我したくないなら、俺の後ろに隠れろ」 「俺の言った事は全部正しいんだ!お前らもそう思ってるんだろ!」 「では……いくぞ」 ※未使用「エネルギーシールド、補充完了!」
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「きえああああぁぁあぁああぁぁぁあぁあっ!よくもこのオレを宇宙の帝王(笑)呼ばわりしたな! 絶対に許さんぞムシケラども!じわじわと嬲り殺しにしてくれるっ!!!」 自衛隊に射殺されたフリーザ。 しかしどこかで宇宙の帝王(笑)とか言われたことをキャッチし、意地で蘇生したのだ。 「そう……宇宙の帝王はこのフリーザ様以外にありえない……」 現在に至るまでにすでに相当な回数殺されているフリーザ。 だが、彼の鋼の精神力はその程度では砕けなかった。 そこだけをみれば、ある意味ベジータも孫悟空も越えたと言っても過言ではないだろう。 「覚悟しろムシケラども!!!」 【四日目・2時/新惑星・東京都】 【フリーザ@ドラゴンボールZ】 【状態】健康 【装備】 【道具】支給品一式、不明品 【思考】 1:自分こそが宇宙の帝王だと証明する
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ブロリー 商品画像 情報 登場作品:劇場版『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』、劇場版『ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない』 定価:6,480円 受注開始:2014年06月25日(水) 16 00 受注締切:2014年08月27日(水) 23 00 発送開始:2014年11月26日(水) 商品全高:約190mm(頭頂部まで)、約220mm(髪部含む) 付属品 手首:×4(右×2、左×2) 武器:無し 表情:×2 その他:エフェクトパーツ×3 キャラクター概要 エイジ737年生まれ。普段は華奢な優男でありあまり口を利かない。孫悟空やベジータらとともに、サイヤ人の数少ない生き残りの1人であり、かつ純粋な超サイヤ人の一人である。悟空と同じ日に生まれ、保育器では隣同士だった。赤ん坊の頃、悟空の泣き声に泣かされていたため悟空に対して強い憎しみを持っており、悟空に敗北したときにも赤ん坊時代に悟空に泣かされたときのことを思い出していた。怒りにより超サイヤ人に覚醒した悟空達とは異なり、ブロリーは悲しみによって超サイヤ人に覚醒した。 商品解説 ドラゴンボールZシリーズよりブロリーが魂ウェブ商店限定発売決定。 良い点 悪い点 不具合情報 関連商品 孫悟空 スーパーサイヤ人孫悟空 スーパーサイヤ人3孫悟空 超サイヤ人ゴッド 超サイヤ人孫悟空 スーパーサイヤ人孫悟空 超戦士覚醒Ver. クリリン ピッコロ スーパーサイヤ人孫悟飯 アルティメット孫悟飯 ベジータ スーパーサイヤ人ベジータ スーパーサイヤ人ベジータ -Premium Color Edition- トランクス トランクス -Premium Color Edition- セル完全体 フリーザ(最終形態) ゴールデンフリーザ 人造人間16号 人造人間17号 人造人間18号 ベジット コメント 名前 コメント
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ドラゴンボールZ 超サイヤ伝説 【どらごんぼーるぜっと すーぱーさいやでんせつ】 ジャンル RPG 対応機種 スーパーファミコン メディア 8MbitROMカートリッジ 発売元 バンダイ 開発元 トーセ (プログラム、サウンド)D D (デザイン等) 発売日 1992年1月25日 定価 9,500円 セーブデータ 3個(バッテリーバックアップ) 判定 ゲームバランスが不安定 ポイント 超バグ伝説きたねぇ花火が倒せない笑えないよベジータ ドラゴンボールシリーズ 概要 特徴 評価点 賛否両論点 問題点 超バグ伝説 ゲームバランス その他の問題点 総評 その後の展開 その他・余談 概要 人気アニメ『ドラゴンボールZ』をゲームにしたもので、サイヤ人ラディッツの襲来からフリーザの打倒までをRPG化している。 特徴 戦闘システムはファミコンソフト『ドラゴンボールZ 強襲!サイヤ人』『同2 激神フリーザ!!』と同じく、トーセ製ドラゴンボールシリーズ独自のカードバトル形式。 様々な流派が書かれたバトルカードの両角にドラゴンボールを模した星と漢数字が付いており、その大きさでそのターンのキャラの行動と攻撃力、防御力が決定される。 左上の星が攻撃力、右下の漢数字が防御力。1~7で上昇し「Z」が最強。 最大で5枚しか手元にないので、1ターンにつき5人までしか戦闘に参加できない。参加していないキャラクターにダメージがいくことはない。 キャラ毎に基本の攻撃力と防御力、BP(戦闘力)が設定されているので、こちらの星が「Z」で敵の漢数字が「一」(最弱)だったとしても、例えばチャオズがフリーザに大ダメージを与えられるわけではない。あくまでそのターンの有利不利程度である。あまりに戦闘力に開きがあると星と数字関係なく高確率でかわされたり、そもそもダメージを与えられない事も。 キャラ毎に設定されている流派とカードの流派が一致すると全体攻撃をし、相手が一人の場合は攻撃力が上がる。 例えば神様から修業を受けた悟空は「神」、魔族のピッコロと、ピッコロから修業を受けた悟飯は「魔」など。 ゲーム展開によってキャラの流派は変化する可能性がある。例えば悟空はイベントで強制的に「神」から「界」へ変わる。 「必」カードは誰でも必殺技を使用できる。本作では攻撃力の星数によって別の強力な技に変化する技もある。(例:エネルギー波⇒連続エネルギー波⇒強力エネルギー波) おたすけカード このバトルカードとは別にドラゴンボールおなじみのキャラを模した「おたすけカード」もある。回復や補助、アシスト攻撃などバラエティに富んでいる。 おたすけカードは稀に敵が落とすか、こうかんじょで購入する。その際にお金のようなポイントで取引するのだが、このポイントを稼ぐ手段が乏しいためにおたすけカードは貴重なものとなる。 FC版とは違い、移動時にはカードを用いず、一般的なRPGの様に移動できる。 徒歩から舞空術で空を飛んだり、さらに気を開放して高速飛行もできる。 もちろん、徒歩<舞空術<高速飛行の順にエンカウント率も上がる。高速飛行時は戦闘を終えたばかりで即座に次のエンカウントなんてこともザラ。 評価点 原作を再現したストーリー。 悟空の兄・ラディッツ襲来から始まりベジータ・ナッパ戦を通してナメック星へ、フリーザ軍・ギニュー特戦隊との死闘から打倒フリーザまでを概ね原作通りに追体験できる。 カードバトル式DBゲーでは唯一、超サイヤ人悟空VSフリーザのバトルがまともに入っているゲームだったりする(*1)。 当時はまだ完全に仲間になったとは言えなかったベジータの立ち位置も見事にゲームシステムに組み込まれている。 ストーリー分岐は意外にも多彩。 最初のマップで悟飯カードを持っている状態でレベルをひたすら上げているとラディッツのほうから襲ってくる。 界王星で修業に時間がかかると悟空の到着が遅くなる。FCの強襲サイヤ人と同様だが、こちらは手早く済ませるとベジータ達に会うよりも早く合流できる。 仲間を集めずにベジータ達の所へ行くと、既にその仲間が戦っており、倒されてしまう。このままゲーム続行も可能だが、後になってからフリーズする。 ラディッツ編とナッパ・ベジータ編ではそれがシナリオ内のレベルリミッターを兼ねている。 ナメック星到着直後にキュイの所に行くと戦闘になる。このときにベジータカードを使うと一時的にベジータと協力することになり、戦闘後に離脱する。 ナメック星到着直後にツムリーとマイーマのところに行くと敵と間違われて戦闘になる。倒してしまうと強制ゲームオーバー。逃げて後に会うと彼らはフリーザに虫の息にされている。助けないとそのまま死んでしまいドラゴンボールが手に入らない。なぜかシナリオは問題なく進む。 サイヤ人編でピッコロ以外の仲間が死亡すると、原作と異なりフリーザ編終盤でピッコロと共に復活する(*2)。 ネイルがフリーザに時間稼ぎの戦闘を挑むシーンで、実際に戦闘で負けバトルになるのだが、7ターン以上粘ると最長老の寿命が来る前に3つ目の願いをかなえることができる。 ネイルのBP42000に対してフリーザはBP400000(*3)もあるので絶望的な戦いに思えるが、お助けカードを駆使すれば意外と何とかなる。 終盤でZ戦士一行がニセノフリーザと戦うイベントがあるのだが、なんとこのニセフリーザは特定ターン経過で変身が解けてコピーマンに戻って逃げ出してしまい、後でフリーザの元へやってきて処刑される。 そのニセフリーザは序盤のニセラディッツ同様コピイーマンが変身したものということになっているが、本来ならばコピイーマンの変身は本物の75%の戦闘力になるはずでフリーザ第1形態は原作通り530000なのに何故か58300とたったの11%しかない(397500でないとおかしい)。なお序盤では同様の変身を用いたニセラディッツも800(本物は1500なので1200になるはず)と相違がある。 この逃げ出してしまうパターンになると上記の通りその後ちょっとした違うストーリー展開が用意されているのだが58300程度なら、この時点で普通にプレイしたレベルでも余裕を持って倒せるぐらいなので意図的でないとまず起こせないためあまり知られていないマイナーなネタだった。 前作からシステム面が多少改善された。原作通りでなくとも、必要最小限の人数でも戦えるようになった事や、今まで入手手段がランダム(またはミニゲーム)だったおたすけカードが「こうかんじょ」にて購入できるようになった。 『激神フリーザ!!』と違ってバトルでやられた仲間は完全に死亡した扱いとなる。 ゲームオーバーはそのストーリーの進行時点でカギとなるZ戦士がやられることで、例えば最初は悟空、ピッコロのどちらかがやられるとその時点でゲームオーバーとなる。 他に後述の通りイベントでゲームオーバーになることもある。 ゲームオーバーになると、宇宙空間になりフリーザが飛んでくる。地球(サイヤ人編)でならベジータが飛んでくる。ベジータはいつから宇宙空間で生きられるようになった?なんてツッコミはヤボなのでやめておこう。 ゲームバランスを崩すほどに原作に忠実な戦闘力設定の為、戦闘の原作再現度は高い。ボスと戦っているうちに何度も「悟空―――! 早く来てくれー!!」というクリリンのような絶望感を感じられる事請け合い。一気にパワーアップするタイミングが多く、急激な成長でクリリン張りに浮かれることも。ただし後述のとおり、仕様上悟空が原作通りのタイミングでナメック星に到着することはできない。 特に原作ファンの間で議論になり易い最終形態フリーザの戦闘力について、ファンブック『ドラゴンボール大全集』に記載されていた「1億2千万」でなく、このゲームの「300万(*4)」を上げるファンが少なからずいる。後に発売された『ドラゴンボールZ 超悟空伝 覚醒編』でもこの数値が採用されている。 必殺技の演出 メインキャラは固有の技を必ずもっている。必カードの強さによって変化もするため、必殺技のバリエーションが多い。 「元気玉」が毎ターン溜める仕様になり(5ターン溜めると「超元気玉」)原作らしくなった。元気を集めている間は反撃できない為、フリーザとの最終決戦で超元気玉を使おうとすればさながら原作の忠実再現のようになる。ただし界王拳併用が必須な所は相違がある(原作でも言わないだけで併用していたのかもしれないが)。 なおゲームとしては同じ回数界王拳でかめはめ波を撃ちまくった方が効率がいい(それだけの数「必」カードがあれば)。 他にもFC版では当たると爆発してあまり切断技っぽくなかった気円斬が相手をズバン!と貫通したり、繰気弾が躱されても相手を追尾していく演出があったりと、FC版から演出はパワーアップしている。 ナメック星でのパワーアップ後は、高い数字の星(攻撃力)で一部の必殺技を使うと、より強力な隠し必殺技が使える様になるのも面白い。(例)気円斬→連続気円斬、繰気弾→特大繰気弾など 戦闘の長さにつながっているものの、拡大・縮小・回転というSFCの性能を活用した、当時としては迫力のある戦闘アニメーション。吹き飛ばし、叩きつけ、必殺技など随所に表示される。 特に大技のカットインとアニメーションは大迫力で、単調になりがちなバトルを盛り上げてくれる。 天津飯の気功砲のカットインは原作のナッパ戦で片手をもぎ取られた後のものをほぼそのまま使用しているため、気功砲を使うたびに片腕がなくなるかのような演出になってしまっている(*5)。なおカットイン挿入前の演出では本来のポーズをとっている。のちの作品でも類似した問題が生じている。 界王拳がリアルの倍率に応じた戦闘力変化技になった。 倍率は悟空自身のレベルやカードの星の数と連動しており1~20倍となる。 「1倍なんて意味ないじゃん」と思うだろうが表記こそ1倍だが実際の効果は1.5倍なのでムダではない。逆に20倍はその名に反して実際の効果は11倍だったりするが。 ヒーローアニメ調のBGM 序盤から終盤までザコ敵の戦闘BGMは同じ。ボスBGMも全員同じ。そのため印象に残りやすい。それでいてノリの良い歌詞でもついていそうなメロディ。 フリーザとの最終戦のみ専用の戦闘BGMが用意されており、この曲の評価も高い。 必殺技のタメ~発射音、命中音、回避音等も秀逸。海面叩きつけ音はSFCとしては高水準。 追撃時はテンションが上がる。弱キャラでもダメージを重ねる事も出来るので一矢報いるチャンスでもある。 + さらにコウゲキだ! ひゃっほおおうううう!!ダメージもテンションも上がる。 ただし確率は低いが敵も追撃してくることがあり、その際は大ダメージ必至。 賛否両論点 ザコキャラのバリエーションが少ない。 ザコキャラは、姿形の種類は少なく、色違いが多数。地球編ではサイバイマンの色違いばかり。ギニュー特戦隊やキュイ、ザーボン、ドドリアの色違いもいる。現在では水増しとも捉えられかねない内容であるが、当時のゲーム容量としては仕方ないところ。 実際、Zシリーズ全体で見ればこれでも多い部類ではある。 終盤で登場するギニューの色違いはかなり強力。 ザコキャラとして、原作に登場したアプールと、「クリリンに倒されたフリーザ軍の偵察兵」が登場する。 アニメにのみ登場したアプールの同型兵士「オーレン」も、アプールの上位ザコとして登場する。 一部、ストーリーの水増し感が強い。RPGに仕立てた以上は尺が必要であり苦渋の選択なのかも知れないが、悪い意味で原作に存在しない展開、必要性も無い展開が複数ある。 まずラディッツと戦うまでの間でも、「何故か洞窟の中にいる『コピーマン』が化けた偽ラディッツと戦う」という展開が挟まる。しかも原作でのラディッツとのやり取りの一部はこのコピーマンとの間で行われ、本物のラディッツとはしない。このコピーマンはフリーザ編でも出てくる。 ナメック星で最長老の家に行く時も、山の上にある最長老の家に行くのに、それまで普通に空を飛んでいたのに何故か地下の洞窟を抜けて山の上まで行く必要がある。しかもこの洞窟、合言葉が無いと通過する事ができないため、その合言葉を手に入れるためにさらに別の洞窟に行く必要がある。 フリーザ編でも、第二形態とある程度戦うとフリーザが一旦退却してしまう。原作ではその場で第三形態に変身していたのに、退却した上で新たな雑魚を引き連れている。もちろんこれらの雑魚を全て倒さないとフリーザとは戦えない。このフリーザを再度追い詰めると今度は普通にその場で第三形態に変身し出す。 同じくフリーザ第三形態とある程度戦闘すると、フリーザが勝手に「オモシロクしてさしあげます」と称してどこかに立ち去ってしまい、ランダムエンカウントでフリーザが出てくるまで飛び回っては逃げられてまたフリーザを探す…という流れが挟まる。こちらは一応、第三形態フリーザとピッコロのスピード勝負を形を変えて再現したものと言えなくもないが、原作ではこれによりピッコロが実力差を見せつけられてしまうのに対し、このゲームでは特に何も起こらず普通に戦闘が再開する。 キャラ単位の流派やその移り変わりに軽々しい点が垣間見える。 ナメック星で最長老にパワーアップしてもらっただけで流派が「惑」になる。パワーアップイベントは強制の為、ピッコロ(とベジータ戦で死んだキャラ)加入まではパーティキャラ全員が強制的に「惑」流派となってしまいバランスが悪い。 死亡した仲間キャラがポルンガイベントでピッコロと一緒に復活すると流派が「界」になる(一応これは「死後ピッコロと一緒に界王星で修行した」という設定なのかも知れないが)。 『激神フリーザ』に比べてバトルカードや流派のバランスが悪くなり、その時に扱えるキャラが居ない完全ハズレカードが多くなった。流派を一致させないとクリアが困難というほどでも無いが、必殺技を使わない全体攻撃は流派の一致が必要なので、合わない流派が混ざると雑魚戦のテンポが悪化しやすい。 「ギニューマーク」はギニュー特戦隊5人だけが持つ流派で、Z戦士も敵の大部分も一致する者がいない。それが普通に最序盤から混じって出てくる。 雑魚敵として特戦隊の色違いが出てくるが、そちらの流派は「惑」になっている。 上記のイベントによる流派の強制変化によって、ナメック星中盤以降は「神」「魔」も一致するキャラが居なくなってしまう。 「超」も終盤までハズレでしかない(*6)。 なおFC版にあった流派「亀」は本作では削除されている(*7)。これに関してはテンシンハン・チャオズの2人は「鶴仙人と絶縁してピッコロ大魔王のエピソードでは仲間になった」とはいえ「亀仙流として修業は受けていない」ことから元々違和感のあるものだったことと、FC版では描写されなかった神の下で修行する場面もあるため、クリリンやヤムチャを含めた形で共通の流派とするには「神」というのは無難な着地点と言えるかもしれない。 FC世代2作にあったあらすじがない テンポを損ねないためであったかもしれないが、地球編や修行編はともかく、フリーザ編においてゲーム再開した際にどういう状況なのか把握しづらい。ちなみにこの作品よりも後に出た作品ではしっかりとゲーム再開前にあらすじが用意されている。 問題点 超バグ伝説 「伝説の超サイヤ人」にかけたタイトル「超サイヤ伝説」に更にかけてこのように呼ばれるほど本作にバグが多い事は有名であるが、以下に確認されているバグの例を示す。 おたすけカードを使う際、所持カード一覧のあるページの一番下にカードA、その次のページの一番上にカードBという配置の状態で、カードAにカーソルを合わせて下とAを同時に押すと、「カードBを消費してカードAの効果」という現象が起こる。この時、カードBは実際にそのタイミング(*8)に使用できるカードである必要があるが、カードAは本来そのタイミングでは使えないカードであっても使えてしまう上、カードAは消費されない。 これにより、以下のようなバグった現象が起こる。 「かいおうさま」「さいちょうろう」など、使った戦闘中のみ効果を発揮する強化カードを移動中に使うと、ただ戦闘力が上昇しただけで元に戻らなくなり、そのままそれがそのキャラの素の戦闘力になってしまう。 「ベジータ」「シッポとツキ」など、1枚しか手に入らないカードを複数回使いまわす事ができる。ベジータは使った数だけベジータが増殖する。シッポとツキは使うたびにブルーツ波の月が出てきて悟飯が変身し、その度に戦闘力が10倍になる。なので キュイvsベジータ4人タコ殴り だとか、 ベジータ(18000)vs戦闘力10万越えの怪物 ということも可能。 戦闘中に使えない「ぶくうじゅつ」または「ドラゴンレーダ(*9)」を戦闘中に使うと、逃げられないイベント戦闘であっても離脱できる。これでイベント戦闘を離脱した場合、戦闘開始前に戻る戦闘もあれば倒したことになって先に進む戦闘もある。ラディッツ戦は後者であり、このバグ技により「悟飯」カードを使ってのイベントを起こす事無く戦闘を終わらせてしまった場合「悟飯」カードが手元に残るのだが、それを他の戦闘で使うと その敵に対して悟空犠牲イベントが起こる 。ちなみにこの方法で戦闘を離脱した場合、「かいおうさま」「さいちょうろう」の戦闘力上昇効果、悟空の技「かいおうけん」による戦闘力上昇効果、「シッポとツキ」による戦闘力10倍効果などの「戦闘終了時に効果が終わる」処理がスキップされるのか、効果が終わらずに上昇した戦闘力がそのまま保存されてしまう。戦闘終了時にいなくなるベジータ召喚だけは処理が違うのか、この方法で戦闘を離脱しても必ず消えてしまうが…。 中ボスのナッパ戦で、仲間キャラが突然全員悟空になってしまう事がある(勝利すると元に戻る)。 ギニューのボディチェンジを食らってギニューの身体と入れ替わっている状態の仲間が死ぬと、その後のイベントで生き返った際に肌色のギニューとして復帰する。名前は元のままだが、技はギニューのもので流派も「ギニューマーク」になる。 肌色なのは、ギニュー化したキャラが元々使っていたカラーパレットが引き継がれるため。チャオズや天津飯、ヤムチャなどは皆肌色カラーパレットである。ピッコロはギニュー戦の時点ではいないためピッコロが直接ギニュー化する事は無いが、更なるバグでギニュー化が感染してピッコロがそうなった場合は緑色のギニューになる。 通称「バグ界カード」というバグカードを作ることが出来る。 戦闘で使うと、キャラがザーボンに変身する(しかもそれが攻撃扱い)、大猿に変身する、デンデが殺されるメッセージがでてそれが攻撃になる、味方と敵で重力修行のアニメーションをする、四身の拳らしき技がでるなど、滅茶苦茶な効果が現れる。 ザーボン変身やデンデが殺された、四身の拳などは見た目がおかしいだけでただの攻撃だが、大猿変身は実際にそのキャラの戦闘力が10倍になる効果がある(攻撃でない扱い)。 攻撃力と防御力に関する星の数と漢数字も1~7・Zの範囲を逸脱して滅茶苦茶な数字になっていることが多く、異常なダメージが出ることがある。 特定の条件でベジータを倒すと、ナメック星に着いたときに高確率でZ戦士たちのBPが異常に高くなり強くなっているバグ。 その条件というのも、・ベジータ戦で全員を参戦させる(一度にでなくともいい)・「シッポとツキ」カードを使わない・(ナッパ戦後のイベントで死ぬピッコロ以外)誰も死なせない…という、知らずにプレイしていても普通に達成できてしまうもの。プレイヤーは損はしないが、バランスがめちゃくちゃになる上に初見では面食らうだろう。 界王星の修行に時間がかかりすぎると、悟空がベジータとの戦いに間に合わないという事態になるのだが、到着を待たずに他のメンバーでベジータを倒すとフリーズする。 ベジータの必殺技「ばくはつは」は敵全体に攻撃しつつ、ランダムで味方を巻き込む事があるという技。 味方を巻き込むことそのものはバグではなく仕様だが(理由は後述)このケースで味方にダメージを与え、かつそのダメージでその味方キャラが死亡すると、戦闘終了時に莫大な経験値が手に入る。 終盤、フリーザ(第3形態)がフィールド上で奇襲をかけてくる場面で、倒すと「ま、また消えたー!」という台詞と共に画面がバグる。 とはいえ、これはすぐ元に戻るが。 後述の「ベジータカード」をキュイ戦で使うと、ベジータとキュイの会話が表示されるのだが、ナメック星に着いた直後にキュイと戦うと、カードを使っていないのにその会話が流れる事がある。 ただ会話が表示されるだけで、ベジータ自身は現れない。 フリーザとの最終戦闘で、悟空を強化しすぎると戦闘力の数値がオーバーフローして逆に弱くなり、フリーザに一撃で殺される可能性がある。 具体的には超サイヤ人化のイベントを起こして超サイヤ人になった上で、「さいちょうろう」のカードを使って戦闘力を1.5倍にし、さらに流派一致のカードを使って戦闘力1.5倍の単体攻撃を仕掛けた時。「強化しすぎると」とは書いたが普通のプレイで起こり得る範囲。 セーブデータをロードすると画面がバグり、その後ネイルと偽ネイル(コピーマン)のいる部屋に飛ばされる事がある(プレイヤーは動かせない)。 これが起こると高確率でセーブデータが消える。 その他、突然発生するまったく原因が不明のバグも多数存在する。 例えば、普通はレベルアップやカードを使わないと変動しないはずのBPが勝手に微増減してしまうバグがあるのだが、これに至っては原因不明である。 3桁までしか表示が無い「気」が5桁くらいに増加してしまう事もあり、その場合は表示がバグる。数値としては増加した5桁で何故か正常にゲームが進む。 これらのバグの多くは後期ROMでは修正されている。 ゲームバランス カードバトル式RPGのDB作品すべてに言える事だが、博打性の高い戦闘システム。 上記の通り必殺技は「必」のカードが来ないと使えない上に威力を左右する星の大きさも数種類からのランダム。お助けカードで「必」カードを生成できるものの、ランダムで星の大きい「必」カードが来るのを祈るしかない。来たとしても、ボス戦まで温存しようとすると手札を圧迫する。 FC版では弱いカードを優先的に移動用に使ってしまう事で戦闘用に強いカードを溜め込むという事が出来たが、本作は移動時にカードは使用しない為、弱いカードの処分がし辛い。界王星での修業ミニゲームは、弱いカードしか無い状態でセーブしてしまうと最悪詰む。 お助けカードは敵やカプセル(宝箱)から入手する他にも、こうかんじょから買う事が出来るが、この際に必要な「クレジット(いわゆるお金)」の入手方法は「カードを売る」「カプセル(宝箱)からみつける」「修行場の賭けバトルに勝利する」しかなく、そうホイホイと稼げるものではない。ザコ敵が稀に落とすお助けカードを売却してわずかだがクレジットを稼げる。 HPが0になると「死亡」となり、ラディッツ戦の犠牲イベントで死ぬ悟空以外はナメック星でのポルンガイベントでしか復活できない。原作と違って1つの願いで全員復活できるのが救い(*10)。 更に、特定のイベント以外で孫親子かピッコロが死ぬとゲームオーバーになる。 クリリン・ヤムチャ・天津飯・餃子の4人は死んでもゲームが続行できるが、その後のナメック星編は敵が特に強い為、原作再現(クリリンと悟飯のみ)しようとするとナメック星編の難易度が高くなる。 ピッコロに関しては、ナッパ戦で圧勝しようが悟空が到着していようが 必ずナッパ戦後に悟飯を庇うイベントで死んでしまう 。ピッコロが死なないとナメック星に行く理由が無くなるため仕方ないのだが… ゲームの前半に当たる「ラディッツ編」「ベジータ・ナッパ編」ではレベルアップに上限があり、「ラディッツ編」では悟空・ピッコロのレベルが4、「ベジータ・ナッパ編」ではZ戦士のレベルが9になるとそれぞれボスを倒すまでザコ敵が一切出現しなくなるという強引なバランス調整を行っている。 本作のバグが有名なためバグを疑いたくなるが、これは立派な仕様である。 なおラディッツ編ではレベル4到達時に悟飯カードを所持しているとしびれを切らしたラディッツ自ら襲い掛かってくる。 こちらのBP(戦闘力)が1万も行かない頃に、2万前後の中ボスであるキュイ・ドドリアと戦わされる。 特にキュイはダンジョンでドラゴンボールを入手して脱出した途端戦闘になるのだが、ボールを入手するとそのダンジョン内ではなぜかザコが出現しなくなるため、取った後にセーブすると詰む危険性がある。 一応「ぶくうじゅつ」のカードを使ってダンジョンの入口に戻ると再び敵とエンカウントするようにはなる。 BP2万4千のベジータを呼び出せる「ベジータカード」を使えば楽に勝てるが、1枚しかないのでここで使うと次のドドリア戦がかなり面倒。 どちらも入念にレベルを上げ、お助けカードを駆使すれば何とか勝てるバランスではあるのだが、手間も時間もかかるしんどい戦いとなるのは必至。 ナメック星中盤で参入し、以降は主戦力とせざるを得ないベジータだが、ランダムで 「戦う気がない!」 とメッセージが出て何もしない事がある。ベジータ一人だけを戦わせた時にこのワガママパターンが起きると、 「○○○○(味方)を盾に使った」と出て、味方の誰か1人がランダムで攻撃を喰らうためだけ(こちらから攻撃できない)に出される という非常に厄介な性質がある。どちらのパターンが出ても必殺技を使わせようとしたり、強いカードで戦闘させようとした際は大きな無駄を払うことになる。 後者が特に厄介で、単に強いカードをムダにされるだけでなく必然的に1人が袋叩きにされることになるためチャオズあたりが対象になるとそのまま死に直結する恐れもある。 原作でのフリーザ編のベジータは完全に利害の一致で一時的な共闘関係になっていたにすぎないので非協力的なのは分かるが、気まぐれで戦闘拒否したり味方もろとも攻撃するキャラではない。(*11) ちゃんと指示通り動いてくれた場合には、圧倒的なBPによる攻撃や必殺技をしてくれるのだが…何もしない割合がかなり高い。しかもその立ち位置を反映してか、「爆発波」といった全体攻撃の必殺技は 味方も巻き添えにする事もある 。 敵が逃げるとベジータは「逃がすか!」と追撃して倒してくれるのだが、敵が逃げ出す時点で決定的な実力差があり経験値も雀の涙なので、大してうれしい要素ではない。 これらは当時のベジータのキャラクターから、開発スタッフが「ベジータは勝手な奴」というイメージを強く抱いていたためである。FCのRPG作品ではいずれも仲間にはなっても強制オート操作だった。これがゲーム版「我儘の極意」か。 これについて、スタッフの一人がゲームをプレイした子供たちから「ベジータを勝手に動かすのは止めて下さい」と言われたほどである。 原作では悟空到着まで手も足も出なかったリクームを、本作では自力で倒さなければならない。 シナリオ分岐でリクーム戦途中で悟空が合流するルートも用意されているのだが、システムの都合上どうやってもそのルートを通る事はできない。悟飯が虫の息にされようが、仲間が何人殺されようが悟空は助けに来てくれないのである。 この時点での主力キャラはベジータであり、必殺技「ギャリック砲」を2~3発当てれば倒せるくらいの強さなのだが、前述の通り気まぐれなのでちゃんと戦ってくれないことが多い。手を抜いている場合じゃないだろうに…。 ゲームの進行上、悟空が宇宙船での重力修業を終えた直後に戦うことになるので、重力修業シナリオでセーブしていると悟飯達を鍛える暇がなくなり、現時点の戦力で勝つ事を余儀なくされてしまう。 悟飯の時系列的にはザーボン戦のすぐ後で戦うことになる。重力修業中はお助けカードを補充する事ができないので、ザーボン戦でお助けカードを使いきっていると最悪詰んでしまう。 その他の問題点 ゲーム全体のテンポが悪い。 戦闘では1回の攻撃に殴り合い・ぶっ飛ばしといったアニメーションが入り、そのアニメももっさりしている。 「ナッパ・ベジータ襲来編」で悟空がザコのサイバイマン系を相手にしたり、バグ技などで圧倒的なパワーアップした時などは大体の敵を一撃で圧倒できる状態でも、今度は岩や地面に叩きつけられるアニメーションを毎回のように見せられるのでテンポはやっぱり悪い。 カード選択式であるために、決定ボタン連打で戦闘がスムーズに進まない。「レベル上げ」作業が煩雑になる。 マップ移動は徒歩・飛行・高速飛行と3つの方法がある。徒歩はトロいので、飛行か高速飛行したいところだが… 原作再現なのか、空を飛ぶと敵に気付かれる確率がグっと上昇する(エンカウント率が上昇する)。特にナメック星での高速飛行はエンカウント率が異常に高く、ほとんど前に進めないままエンカウントを繰り返し、立ち往生してしまう。かえって低速で飛ぶか歩いた方が速かったりする。 確かに飛行にデメリット無しなら徒歩の影が薄くなるが、それにしても高すぎるエンカウント率なのである。 悟空を戦闘で使える機会が少ない。原作からしてそうなので仕方ないのだが…。 しかも1番の見せ場であろうフリーザ戦で戦闘不能になるとリセット必至。 悟空は原作通りの倍率の界王拳を使う事を前提としたバランスなのか、界王拳や超サイヤ人にならない素のBPは低めに設定されている(Lv48を除く他のZ戦士よりは高いがピッコロやベジータに大きく劣る)。その為、界王拳を使う前に敵に先手を取られて1ターンで戦闘不能といった展開も普通にあり得る。 なお超サイヤ人にならずに正攻法でクリアすることも可能。 タイトルが「超サイヤ伝説」なので超サイヤ人用流派として「超」(そのカード自体も「ギニューマーク」共々最序盤から登場)があるのはわかるにしても、その本来の姿よりも例外のようなパターンに先に出くわしてしまう。 + ネタバレ注意 悟空が覚醒するよりも先にピッコロが上記のツムリー、マイーマに加えてデンデとも同化(*12)するとレベル48になり流派が「超」になる(*13)ため、「超」流派の意味があやふやなものに。 ゲームである以上は普通ならできる限り死者を出さないように気を付けて(誰か死んだらリセット等)プレーするので、肝心の悟空が超サイヤ人にならないままクリア(*14)なんてことも往々にしてある。こうなると本来の「超」流派の超サイヤ人を見ないまま終わり、「超」はピッコロ1人、或いは誰もいないことになり「「超」流派(カード)って何だったんだ?」という疑問を残すことになる(*15)。 そもそも流派「超」キャラクター(?)の初出は悟空の宇宙船にある重力装置で、人ですらない。 デンデの弟のカルゴをパーティに加えないとゲームが進行しないのだが、このカルゴの加わる場所が非常に分かりにくい。ヒントはカルゴがいる村とは別の村の「かくれんぼが得意だった子供がいた」というナメック星人の台詞のみ。 ある空き家の壺に隠れているのだが、本作はダンジョン以外で「調べる」コマンドを使う場面がほとんどない。また、全体マップもないので該当の家がどこにあるのか捜索が困難。 ゲーム中盤に洞窟探索をすることが多いが、徒歩移動のみとなるためにゲームやシナリオのテンポ・緊迫感を削がれる。 話にゲームオリジナルの進展があるわけでもなく、お使いイベントの拠点や通過するだけのダンジョンなので、引き延ばし感が出てしまっている。 また、洞窟内に、岩に轢かれる場所や毒ガスの噴出でダメージを食らうトラップが存在する。 ナメック星に到達したZ戦士達がたかが岩ごときに轢かれてダメージを食らうというのはどうなのか…。いずれにせよドラゴンボールの雰囲気がぶち壊しである。 ギニュー戦でボディチェンジを防ぐために必須な「カエルカード」(いわば原作再現のためのイベントカード)があるが、それを売却・廃棄できてしまう。 カエルカードを所持していない場合、ギニューはHPが一定量減少すると手当たり次第にボディチェンジを仕掛けてくる。そのため、ギニューを退治することが不可能と判断したプレーヤーもいるだろう。 一応、じいちゃんカードを大量に使用することでギニューを完封することが可能だが、通常プレイでは気づきにくい方法である。 漢字が使用されていないため、読みづらい点が多々ある。 ラスボスと界王星の修行以外では戦闘BGMがすべて同じ。 曲自体は良く、印象に残りやすいのだが、流石にずっと同じ曲は飽きやすい。 ラスボスは専用曲なのだが、その後の裏ボスではいつもの曲に戻ってしまう。 戦闘グラフィックの超サイヤ人悟空の髪型が通常時の色を黄色に変えただけ。追撃時のカットインでは通常時でも髪が逆立っていたためそれらしくなっているが、瞳が原作の緑色と異なり赤色(一応赤目で描かれた設定画は存在する)。 総評 バグやバランス等の問題もあるソフトなのだが、中には裏技的存在のバグもあったり、 原作を彷彿とさせる敵との戦闘力のバランス、 そして原作の知名度なども相まって、秘かにファンのいるゲームではある。 戦闘でのレベルアップの他に、修行や最長老さま等で急激にパワーアップする機会が多いことも特徴的。 その後の展開 1992年8月にファミコンソフトとして『ドラゴンボールZIII 烈戦人造人間』を発売。 タイトルの通りセル服務人造人間編かと思いきや、それはさわり程度と肩透かしでしかもラスボスであるセルさえも倒さずじまいで尻切れトンボに終わるなど、ゲーム自体はクソゲーでこそないもののアニメや原作連載が途中だったためゲーム化するには早すぎた弊害がモロに出てしまった。 スーパーファミコン作品としては1993年3月20日に『ドラゴンボールZ 超武闘伝』を発売。ドラゴンボールでは初の対戦格闘ゲームで登場。 当時は屈指の格ゲーブームだったことや、当時のアニメでは人造人間編の完結章である武闘大会「セルゲーム」真っ只中で、それに準える形になったこともあってドラゴンボールゲーの売り上げ新記録を達成した。 それまでカードシミュレーションバトルRPGで一貫してきたがその後の8月にファミコンで発売した『ドラゴンボールZ外伝 サイヤ人絶滅計画』を最後に以後当面はこの格闘ゲーム路線での展開が主体となる。 その他・余談 後の原作の展開を知った上で見てみると「これこの後どうすんだ?」という展開がある。 まず1つ目は「ピッコロがデンデと同化すること」。これは選択式なので、原作通り同化せずにいてフリーザに殺される展開も可能だが、ゲーム中ではデンデの方から同化を申し出てくる上、実際に同化した際のボーナスが非常に大きい(*16)。同化は死んだ訳では無いのでドラゴンボールの蘇生の対象外であり、デンデがいなくなるという事は地球の神様の後を継ぐ人物がいなくなるという訳で…。 2つ目は「ナメック星が破壊されないこと」。原作ではフリーザが悪あがきとしてナメック星を破壊し、悟空は勝利したものの爆発寸前のナメック星から脱出するためにその辺に転がっていた宇宙船=ヤードラット星を攻めていたギニュー特戦隊の宇宙船を使ったためにヤードラット星に流れ着き、そこで瞬間移動の技を体得して帰ってくる。しかしこのゲームではフリーザがナメック星を破壊しようとせずそのまま倒されて終わるため、悟空が慌ててナメック星を脱出するような事にもならない。当然ヤードラット星に行く事も無い訳で、瞬間移動を体得しないという事はセルの自爆を地球から移動させる事もできない訳で…。 + そして3つ目は(ネタバレ) 隠しボスは超サイヤ人として覚醒したベジータで、フリーザ亡き後に自らが宇宙の支配者になろうとする。そして最期は悟空達によって倒される事になる。 原作ではこの後、ベジータの息子であるトランクスが未来からやってきた事で、悟空の病死の運命と人造人間によって地獄と化す未来が改変される。そしてベジータ自身も以後の戦いで重要な役割を果たし、後の『ドラゴンボール超』に至っても外宇宙の強敵や新たな巨悪を相手に悟空と肩を並べて戦い続けている。つまりここでベジータが退場してしまうと…。 なお原作でフリーザとの決戦やナメック星爆発の辺りが週刊少年ジャンプに掲載されていたのは1991年の5~6月ごろ(単行本は同年11月)であり、本作発売のほんの半年前。開発期間を考えると原作の話がそこまで進んでいない時期に作っていたと思われるため、仕方がない話ではある。 元はといえば作者自身もフリーザとの戦いを本当に最後としてドラゴンボールそのものの物語を完結させる予定だった。ある意味で作者が元々描いていたラスト像に近いものと取れなくもない。(*17) そもそもラストバトルではゲームオーバー条件が「Z戦士の全滅」のため、悟空・悟飯が二人が死んでいてもフリーザさえ倒せばクリアできてしまう(超ナメック星人のピッコロならなんとかなる)。こうなると原作も何もあったものではない。 本作のベジータの必殺技「強力エネルギー波」(星の数7orZの「エネルギー波」)は名前こそ安直だがモーションが後に原作で彼の最強技となる「ファイナルフラッシュ」(*18)にそっくり。 一部ではこれが原作に逆輸入されて上記の技になったのではと噂されている。実際裏ボスとして出てくる超サイヤ人で繰り出すと本当にうり二つ。 もちろん本作では「ギャリック砲」の方が威力が高いのは言うまでもない。 超サイヤ人の特例的な技の演出として「カットが変わりターゲット(主にフリーザ)の後ろからの目線になり画面奥から必殺技が飛んでくる」というのがある(例外として「超元気玉」もこれが適用される)。 確かに迫力ある演出だが、これが「超元気玉」や超サイヤ人悟空の「かめはめ波」はまだしも、超ピッコロの「魔貫光殺砲」までこれになるのは、ちょっと違うような気がしないでもない。 そもそも「魔貫光殺砲」とは文字通り貫く技で、原作では本来なら4倍近い戦闘力の差があり普通の魔光砲などでは簡単に弾かれてしまうほどだったラディッツの心臓を貫いて倒したように気を一点凝縮して放つことで貫く力に特化させた技なだけに、フリーザの体そのものを飲み込むほどのでかい気砲はもはや「貫」ではない。 フリーザ戦で仲間の死に激昂して悟空が超サイヤ人に覚醒するイベントは本ゲームにもあるのだが、覚醒条件がかなり緩い。 原作では他の誰でもない親友のクリリンを無残に殺害された上、そのクリリンの死を侮辱されたために悟空がブチ切れているが、このゲームでは誰でもいいのでとにかく仲間が1人死ねばそれだけで覚醒する。原作で一言も会話していないとネタにされるチャオズが死んでも、この時点ではまだ信頼する仲間ではなかったベジータが死んでもキレて覚醒してしまう(*19)。 尤も、厳密に原作通りにしたら「わざとクリリンを殺させるように」仕向けないと超サイヤ人になれない可能性が高い、というかプレイヤーによってはその時点でクリリンがいない可能性すらあるので、仕方ないと言えば仕方ないが。 ちなみに前述のバグでギニュー化しているキャラがいた場合、そのキャラは死んでも悟空はキレない。 本ソフトには説明書とは別に「㊙必勝アドバイス」という別紙が同梱されていた。内容は「超サイヤ人(*20)からのアドバイス」という体で、本作の特に不親切な攻略や進行フラグについていくつか箇条書きで説明しているのだが、その中に「俺(*21)とベジータが戦ってる途中でセーブしたり電源を切ったりしねぇでくれ」とあからさまにバグへの注意書きがある。 ちなみに無視してセーブしたり電源を切ると、上記のナメック星戦闘力バグが起きる場合がある。どうやらベジータ戦のプログラミングはかなり不安定な模様。 この中に「悟飯たちのもとに早く帰るためにも重力修行を早く終えろ」という内容のアドバイスがあるが、これに従って界王星の修行を早く終えると悟空にサイバイマン戦の経験値が加算されることによりレベルが上がってしまい、レベルが低いほどナメック星到着が早くなる宇宙船での修行の仕様上この時点で最も遅いギニュー戦での到着が確定してしまう。悟空抜きでも十分に対処できるサイバイマン戦に悟空が間に合うことによるメリットは特になく、罠アドバイスとなってしまっている。 没データとして「超サイヤ人版悟飯」と「黄金大猿化した悟飯 ベジータ」が存在する。本作開発当時、原作にもアニメにもこれらの形態は登場していなかった(*22)。 戦闘中にダメージを受けた際、どのキャラも独特の乙女っぽい倒れ方をする。ナッパもリクームもドドリアも、驚いて尻餅をついたお姫様のような手付き足付きになる。 戦死者の界王星での修業相手として、ギニュー特戦隊…ではなくナッパとラディッツが登場する。 ピッコロにとっては自分を殺した相手との因縁の対決である。とはいっても会話は無いが。 ちなみにこの時に前述の「ベジータカード」を使うとなんとベジータが界王星まで飛んでくる。いつの間に瞬間移動を会得したのか。 ヤジロベーカードの仕様 効果や設定上、サイヤ人との戦いが前提のカードであるのだがナメック星編でも問題なく使用可能(この時点ではほぼ回避、ノーダメージになってしまうが)。お前いつの間に宇宙船に乗り込んだんだよ。 本ゲームには栽培マンの色違いザコが出演している。『強襲!サイヤ人』に引き続いてのカイワレマン・キュウコンマンに加え、テンネンマン・ジンコウマン・コピーマンの計5種。 コピーマン以外は以降の作品にも登場することがあり、『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』や『ドラゴンボール ゼノバース』シリーズ、『ドラゴンボールZ KAKAROT』、スマホアプリの『ドラゴンボール レジェンズ』などにも出演している。 更に『ゼノバース』ではナッパに「テンネンマンやジンコウマンも混ざってやがる」とボイスで言及される優遇ぶり(?)である。 『KAKAROT』の解説によるとカイワレマンは「ただの地球人が闘っても勝つのは難しいが、武道家であれば何とか勝てるかもしれない」との事であるが、このゲームでのカイワレマンの戦闘力は200程度。Z戦士たち以外の地球人は平常時の亀仙人が戦闘力139であるため、武術の神と呼ばれるレベルの武道家に限った話のようである。 上記からハブられたコピーマンはゲーム中、様々な場面でニセモノとしてストーリーに絡んでくる。 悟飯はベジータ・ナッパ襲来前から既にナメック星編での衣装・ヘアスタイルである一方で、ベジータは最初から最後までナメック星到着時の容姿である(地球襲来時の戦闘では大猿にこそ変身するが、尻尾が見当たらない)。 ブルマも最初のラディッツ襲撃の時点で既にナメック星編の姿になっている(*23)。 『ゼノバース』のパラレルクエストの一つに本作をオマージュしたものがある。タイトルはそのものズバリな「超サイヤ伝説」。 フリーザ撃破時にベジータが生き残っていた場合、本作同様に超サイヤ人化して襲いかかって来る。その際の台詞も本作そのままとなっている。
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実際に読む(リンク) 概要 オラすっげぇワクワクしてきたぞ! レシピ追加 無 登場キャラ 登場 リーザ モラーレン ガーナード 元ネタ解説 311 モラーレン「フリーザ様」 漫画「ドラゴンボール」に登場する敵役の宇宙人:フリーザ より。 所持している戦闘能力は53万 今でこそ珍しくもない数値だが、連載当初には読者のチビっ子たちを震撼させるに十分な数値だった。 以下ほどんどフリーザ様ネタ
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孫悟空(前期) 孫悟飯(幼年期) ピッコロ(前期) ベジータ(スカウター)大猿ベジータ クリリン ヤムチャ トランクス(剣)トランクス(剣)/スーパーサイヤ人 孫悟空(中期)孫悟空(中期)/スーパーサイヤ人 孫悟飯(少年期)孫悟飯(少年期)/スーパーサイヤ人 孫悟飯(少年期)/スーパーサイヤ人2 ピッコロ(後期) ベジータ(前期)ベジータ(前期)/スーパーサイヤ人 超ベジータ 天津飯 餃子 トランクス(格闘)トランクス(格闘)/スーパーサイヤ人 超トランクス 孫悟空(後期)孫悟空(後期)/スーパーサイヤ人 孫悟空(後期)/スーパーサイヤ人2 孫悟空(後期)/スーパーサイヤ人3 孫悟飯(青年期)孫悟飯(青年期)/スーパーサイヤ人 孫悟飯(青年期)/スーパーサイヤ人2 グレートサイヤマン アルティメット悟飯 ベジータ(後期)ベジータ(後期)/スーパーサイヤ人 ベジータ(後期)/スーパーサイヤ人2 ベジータ(後期)/魔人 孫悟天孫悟天/スーパーサイヤ人 トランクス(幼年期)トランクス(幼年期)/スーパーサイヤ人 ゴテンクスゴテンクス/スーパーサイヤ人 ゴテンクス/スーパーサイヤ人3 ベジットスーパーベジット スーパーゴジータ 孫悟空(GT)孫悟空(GT)/スーパーサイヤ人 孫悟空(GT)/スーパーサイヤ人3 孫悟空(GT)/スーパーサイヤ人4 孫悟飯(未来)孫悟飯(未来)/スーパーサイヤ人 ビーデル ミスター・サタン ベジータ(後期)/スーパーサイヤ人4 ウーブスーパーウーブ パン 亀仙人 ヤジロベー ネイル 界王神キビト神 ラディッツ大猿ラディッツ ナッパ大猿ナッパ 栽培マン ギニュー リクーム バータ ジース グルド ザーボンザーボン/変身後 ドドリア フリーザ/第一形態フリーザ/第二形態 フリーザ/第三形態 フリーザ/最終形態 フリーザ/フルパワー メカフリーザ アプール キュイ フリーザ軍兵士 コルド大王 ベジータ王大猿ベジータ王 セル/第一形態セル/第二形態 セル/完全体 セル/パーフェクト セルジュニア ドクター・ゲロ 人造人間19号 人造人間18号 人造人間17号 人造人間16号 魔人ブウ(善) 魔人ブウ(純粋悪) 魔人ブウ(悪)魔人ブウ(悪)/ゴテンクス吸収 魔人ブウ(悪)/悟飯吸収 魔人ブウ(純粋) 魔導師バビティ スポポビッチ 魔王ダーブラ バーダック大猿バーダック セリパ大猿セリパ ガーリックJr.スーパーガーリックJr. Dr.ウィロー ターレス大猿ターレス スラッグスラッグ/巨大化 サウザー クウラクウラ/最終形態 メタルクウラ 人造人間13号人造人間13号/合体 ブロリーブロリー/スーパーサイヤ人 ブロリー/伝説のスーパーサイヤ人 ザンギャ ボージャックボージャック/フルパワー ジャネンバスーパージャネンバ パイクーハン タピオン ヒルデガーン ベジータベビースーパーベビー1 スーパーベビー2 大猿ベビー スーパー17号 四星龍 一星龍超一星龍 ピッコロ大魔王 タンバリン ピラフマシン ピラフマシン/合体 アックマン ブルー将軍 桃白白 サイボーグ桃白白 孫悟空(少年期)大猿(下級戦士) チチ(少女期) 孫悟飯じいちゃん ナム ハッチャン アラレ
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エリーザベト(21) 神聖ローマ帝国のニュルンベルク城伯の系譜に登場する人物。 関連: フリードリヒサンセイフォンニュルンベルク (フリードリヒ3世・フォン・ニュルンベルク、父) エリーザベトフォンメラニエン (エリーザベト・フォン・メラニエン、母) ゴットフリートイッセイフォンホーエンロー (ゴットフリート1世・フォン・ホーエンロー、夫)
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第二話 到来 ――――――キョン―――――― すっかり忘れていた。 いや、宇宙人を見にいく事に対してじゃない。 団活終了間際、長門に「終わったら待っていて」と伝えられ、二つ返事で了承した。 長門が俺に用件を教えてくれるまで頭の中では様々な予想が錯綜していた。 ―――もしかしたら、明日は見に行くの禁止とか… ―――いや、多分愛の告白…これは一番ないか… そんな俺の中の思惑とは裏腹に長門は大層意味不明・用途不明のお薬を処方してくれた。 「超猿剤、か…」 ベッドの上に寝転がりながら、透明なプラスチックケースの中の物をまじまじと見ている。 黒と黄色…いや、金色か? いかにも裏社会の闇ルートで流通していそうな程の怪しいカプセル状の薬。 こうして見たならば薬物と見紛う雰囲気を醸し出している気もするが、実際この薬についての情報を知れば麻薬と大して変わりないような印象を受けた。 ちょうえんざい と読むこの薬は、そう遠くない未来で開発された物らしい。 未来という事は、このアイテム…なかなかの代物なのかもしれないな。 細かく説明を受けた訳ではないが、所謂ドーピング作用を引き起こす薬であるらしい。 こんな見た目ちゃっちい物で体が強化されるとは…未来人はマッチョだらけか? 気持ち悪いな。 だが、長門が話してくれたのはそこまでで、ドーピング以外のことについては何も教えてくれなかった。 まああっちにも色々事情があるのは俺も今までの経験で察するけどさ、やっぱり気になるよな。 最後に「今はまだ使わないで」と言われたが、俺だってこんな怪しい薬、自ら好んで使う程のチャレンジャー精神は身につけていない。 見るのもなんか飽きてきたのでそれを再びポケットに突っ込み、天井を眺めていた。 その体制をずっと保っていたが、いつのまにか目の前が暗闇に包まれた。 ―――――――――――――― それは降り立った。 周囲の草木を派手に薙ぎ倒し、一掃する。 円盤と呼ぶには、あまり似つかない形状をしているが、明らかにそれは宇宙船であった。 船体から脚のように生えた数本の細い支えがしっかりと地面につくと、横のハッチが緩慢な動きで開いた。 「ここが、地球ですか」 中から姿を現したのは、浮遊するポッドに乗っている小柄な怪物であった。 目立つ特徴といえば、頭の横には黒く短い角が左右に生えており、黒い唇。 薄紫色や、紫色等の色が体中に目立っている。 その見た目に合わない冷静かつ大人びた口調が、妙な圧力を周囲に振りまいていた。 しばらくすると中からぞろぞろ数十名の人影が巣穴からでてくる蟻のように出てきた。 いずれも体は人のように二足歩行、両手があるが、頭部が蜥蜴(トカゲ)のようであったり見た目人に近いが、皮膚の色が橙色や緑色であったりと様々であった。 大多数の宇宙人は片腕にブラスターのような物を嵌め、左眼には謎の機械を装着している。 「申し訳ありません、フリーザ様。当初の着陸予定の位置から大きく外れてしまったのに加え、ザーボン様、ドドリア様の乗った船をも見失ってしまいました」 蜥蜴頭の宇宙人がポッドに乗った宇宙人、フリーザに困り顔で謝罪をする。 それに対し、フリーザは穏やかな笑みで答える。 「いいのですよ、彼らもきっと何処かにいますよ。早速落ち合いましょう」 「は、はい。では―――! スカウターが反応しております! 数は…少数です、いずれも戦闘力は100近いと」 その場にいたほぼ全員の顔につけている機械が電子音を鳴らしている。 「100ですか、私の知る限りでは地球人の平均的な戦闘力は6くらいであったような気もしますが、少しはできる奴もいるみたいですね」 浮遊ポッドに乗ったままフリーザが更に前に出る。 「まあ最もゴミであることに変わりはないのですが…相手にするのが時間の無駄です」 「!! おい皆、離れるぞ! フリーザ様が やる おつもりだ!」 一人の掛け声で宇宙人達は皆、フリーザから距離をおいた。 それを確認すると、フリーザは自分の横へと掌を向ける。 刹那、眩い閃光と共にその掌から青白く光る極太の柱が形成され、フリーザはそこからほぼ180度腕をゆっくりと薙ぎ払った。 その動きに准じて柱も移動、木々を一瞬にして消し飛ばし、数秒後には何一つない綺麗な新地が出来上がった。 土を晒した地面は仄かに黒煙を吐き出している。 「流石フリーザ様だ…あれでまだ5%も力を使っていないのだから凄過ぎる…!」 「…な! まだスカウターの反応が消えていない! どういうことだ!?」 再び彼らの スカウター と呼ばれる機械が大いに反応していた。 各々が戸惑いの色を隠せていない。フリーザも、 「おかしいですね…確かにこの方向でまず間違いないのですが…」 怪訝な表情を浮かべ土が丸出しになった所をフリーザは耽耽と見つめていた。 そう、その見つめていた視線の先に突然、数十名の人影が姿を露にした。 ――――――キョン―――――― カーテンの隙間から陽のの光が差し込み俺の顔を優しく撫で下ろす…。 その向うでは木の枝に止まった雀達が朝を告げるかのように歌っている。 なんていい朝だろうか。 時計を見ればほら、長い針と短い針が丁度真上で一つに重なっているぜ。 …完璧に寝過ごしてしまったようだ。 一瞬状況の判断に遅れたが、枕元の携帯を手探りで掴んで、時間を再確認すればこれだ。 午後12時。なんて馬鹿なんだ、俺は。 何故か目覚し時計は昨日妹が強奪していったが、俺は余りの興奮で滅茶苦茶早く起床すると自負していたが…甘かったか。 予想以上に心地よく睡眠をとっていたのだ。 …まずい! 非常にまずくないか、これ。 いつもなら起床(妹に起こされた場合は除く)したあと、しばらくはベッドに座って放心状態が続くのだが、一気に意識が覚醒した俺は飯も食わずに外へ飛び出し自転車に跨った。 こうなれば空腹感なんてまるでなくなる。 人間が結構適当に出来ていることに感心しつつ、ペダルに足を乗っけ、漕ごうとした時であった。 「ん? 何だこれ」 ポケットの中に何やらゴツゴツしたものが入っている事に気がつく。 躊躇なく取り出してみれば、何てことのない、あのカプセルのケースだった。 そういえば昨日寝る前にそのまんまポケットに入れたっけな…。 …今更家に戻って置いてくるのも面倒だと思った俺は再びペダルを踏み、漕ぎ始める。 まだ戦いが終わっていないのを祈るばかりだな、全く…。 そしてここで誰かさんに俺を目撃されるのは規定事項なのであろうか? 誰かさん? そんなの宇宙人、未来人、超能力者がいなければ一人しかいないだろ。 まあ、この時の俺はその視線に微塵も気づくことはなかった訳だがな。 ――――――???―――――― 何時以来だろうか。TPDDを使ったなんて。 一応これ専用の特殊な酔い止めは飲んだが、それでも微妙に吐き気がする。 …にしても、空気がなんとなく懐かしいな。 まさにタイムスリップしたって感じだね。 つか、そんなことより、初っ端からあんな殺人レーザーなんて止めてほしいぜ。 ただでさえこっちはインターフェースを含めて20名程度しかいないってのによ。 ここ一帯の空間を隔離してなかったら多分半径数キロに渡って長巨大分度器が出来てたところだ。 ああ…インターフェースがいなかったら出落ちだよ、カッコワリいーな、おい。 「もうシールド解いていいぞ」 「分かった」 俺たち全員を隠蔽する為に囲んでできたドーム型の不可視の壁はキラキラと煌く粒子を振りまきながら消滅した。 証拠として相手側からもこっちが見えるようになったみたいだ。 最初に俺たちを隠す理由? そこまでしっかりとした理由は持ち合わせてないな。 強いて言えばちょっとしたビックリショーだ。 こっちだって凄いんだぞ! と言うアピールさ。 現にあちらだってあんな派手なレーザーショーで楽しませてくれたんだからな。 …さて、そろそろあいつらと話すか。 まあ、どうせ講和条約を結びましょうなんて持ちかけたって結局は殺し合いになる気がするんだがな。 一歩踏み出すと、後ろの大勢の部下たちも俺に習って一歩を踏み出す。 それに伴うかのようにフリーザ達もこちらに歩んでくる。いや、あいつは乗り物か。 空気が重く、まるで混沌が周囲を渦巻いているかのようだ。 こんなに空は晴れていてもちっともいい気分なんてしない。そういや、今のこの時間平面ではそろそろ七夕だろ? そう考えると色々とこう、複雑な気分になる。 「よう、こんにちは。宇宙人の皆さん」 「ホホホ、こんにちは。下等生物の皆さん。こんな天気のいい日に態々ご苦労様です」 フリーザ…。 ん?こいつの姿、こんなんだっけか? なんか餓鬼だな。俺よりずっと長生きしてるらしいけど。 「あっ」と俺は小さく声をあげ、懐から携帯を取り出す。 「何ですかその玩具は? …ん?」 携帯をフリーザの方へ向けると、小気味よく、ププッと音が鳴る。 「あー…戦闘力530000か、ハハ、化け物だな」 「ほう、スカウターですか、珍しい形状をしていますね」 「これはお前らの不細工な顔に貼り付けている玩具とは違って色々と使えるんだよ。通話…通信だって可能だし、最大で999999桁まで戦闘力が測れる優れものだぜ」 「驚きましたね…人間の今の文明はそこまで進んでいるのですか」 当たり前だ、俺は未来人だからな。どれもこれも全部ハカセ君達のお陰だな。 「それよりも、私の最初の一撃で一人も死んでいないのはどういった手品を使ったんでしょう?」 「そいつぁ教えられないな、むざむざ敵にそんなこと教えるなんて余程余裕がない限りはしないな」 「私にはあなた方に余裕がないとは見受けられませんね。特にあなたですよ、よく私の前でそんな悠々と口が回りますね」 「ああ、こういうのは慣れている」 慣れている、というのは間違いか。 「しかし、あなた方お一人お一人の戦闘力は大体100程度ですが、数だけで私に勝てるものじゃあありませんよ?」 「意外と勝負は分からない物だぞ? 最初から双方のスキルを天秤にかけて勝敗を判断するのは余程の自信家かナルシストの考え方だ」 「自信家? そうですか…。ここで一つ言っておきますが、私は 宇宙最強 です。そんなことは自分が嫌でも分ってしまうのですよ。結論を言えば私に敗北という選択肢は無いのです」 「アホか、 宇宙最強 だから負けないなんて仮定でも定義でもなんでもねえよ。一体いつ誰がそんなこと言ったっつうんだよ。証明になってねえんだよ、自意識過剰も程ほどにしろ」 …随分と長々とあいつを罵倒してやった。 いや、実際そうだろ? あいつが一人で勝手に自己満足の証明を立てちまっているんだから救いようがねえ。 頭の悪い捻くれた中学生でもそんなぞんざいな証明はしないな、絶対。 だが、まあ確かに最強というのは認めてやろう、宇宙最強かどうかはしったこっちゃねえよ。 「…自意識過剰ではありませんよ、今からそれを証明しなおします…と言いたいところですが、まずは私の部下たちが相手になりますよ」 「話にならねえよ、お前から来い」 その言葉に逆上した一人の宇宙人がしゃしゃり出てきやがった。 「テメエ! 俺らを舐めてんのか? 戦闘力100の雑魚の癖によお!」 冷静な判断が出来ていない、あんだけブラスター乱射したらすぐに燃料が尽きちまうだろうが、やれやれ。 雑魚の相手はマジでかったるいぜ。こんなの片腕で十分だ。 そう心で呟いたあと、猛スピードで飛んでくるエネルギー弾を手首の軽いスナップだけで全て空へと軌道を変えてやった。 「な! 片手で全て弾きやがった!」 大層驚いてやがるな。 だってそうだ、普通なら人間にはこんな芸当は不可能だ。 じゃあ俺が人間じゃないって? いいや、ちゃんとした人間さ。 まあ厳密に言えば多少体を構成する遺伝子がほんの少し人間と違うくらいだ。 人生で見ればほんの一瞬、人間では無くなっちまったから、それの名残とでもいうのかね? お陰で色々役には立っているが…。 例えば、動物園の檻から脱走したライオンの捕獲や不良を返り討ちにしたりと…て、今何を考えているんだ俺は。 「だから言ったろ、こいつらじゃ話にならないってよ」 「おい! お前らもぼうっと突っ立てないでこいつらをぶっ殺すぞ!」 おいおい、こいつら単細胞馬鹿の集まりじゃねえか。 やっぱり馬鹿の下には馬鹿がつくもんだよな、そういう俺も昔はそうだったかもな。 「おい、お前らは下がってていいぞ。俺一人で十分だ」 「分かりました」 「了解」 再び飛来してくるブラスターの弾を、また俺は片手で弾くが、今度は軌道は逸らさずダイレクトで返してあげた、勿論全弾な。 「うわ、帰って来やが――――」 そう、例えるならば火が一瞬激しく燃え上がった時のような音が俺の鼓膜を震わす。 そして僅かながら、おまけで爆発音も一緒についてくる。 眼前では煙が立ち上り、黒い塊がいくつも地面に転がっている光景、もう見慣れてしまっている。 後ろで待機している奴等もようやく俺の脅威を感じ取ったのか、怖気づいている様がそりゃあ滑稽なもんさ。 「何をしているんです! あの虫けらを早く殺しなさい!」 お前が前線を張れよ、と言いたいね。 「なあお前ら、俺の今の戦闘力の数値見てみろよ」 「…! なんじゃこりゃあ!? 戦闘力5000だと!? 100位のはずじゃ…」 フリーザ以外は皆顔が受験当日に筆記用具を忘れた奴みたいな表情になっている。 「それは普段の俺の数値だよ。5000てのもまだ全然本気じゃあない」 これはハッタリではなく大マジ。 「…はあ、やはりザーボンさんとドドリアさんを同じ船で連れて来た方が良かったみたいですね。直陸前に彼らの船が消えたのはきっとあなた達の策略でしょう?」 「ご名答、もうちょっと警戒して来た方が利口だったな。どうせ地球だからって手を抜いてたんだろ?」 あくまでフリーザは笑みを崩さずゆったりと答えた。 「認めたくはありませんが私はそう考えてましたよ。軽い計算ミスを犯してしまったようです。あなたみたいな方は地球にはいないと思ってましたが、それは勘違いだったようですね」 「ああ、立派な勘違いだ。それと言っておくがそのお強い宇宙人さん達には役10000程の軍勢を用意させた」 今頃はもう戦闘は始まっているはずだ。 俺もそろそろ始めないとな、別の時間平面にはあまり長居はしたくない。 「んじゃあそろそろ雑談はここまでにしといて、始めようぜ。フリーザ」 「おや、名前をお教えしたつもりは無いのですがねえ。それほど私は地球人にも有名ですか」 「いいや、俺が知ってるだけだ」 「…そうですか」 そう言うと奴は俺に背を向けた。一体何の真似だ? 「怖気づいた罰ですよ」 ピュンッ、と昭和時代のシューティングゲームでありがちな幼稚なレーザー音。 「え?」 奴の部下の宇宙人の一人が何とも間抜けた声を漏らした。 「フリーザ様…?」 すると再びレーザー音が立て続けに鳴り響く。 注視してみればフリーザの指先から紫色の細い線が飛び出して部下たちの頭を通り抜けていく。 「…終わったか?」 「いいえ、まだ終わってませんよ。あなた方が残っているじゃあありませんか」 処理を終えたフリーザが振り向く。 狂喜に溢れた表情、こいつは味方を殺すのにもなんの躊躇いも無い。 そう、不謹慎だが兵(つわもの)と呼ばれる奴らの典型的な行動の一つかもしれない。 ポッドの中から緩慢に這い出したフリーザはやはり、小さい。 「さあて、始めましょうか。ドドリアさん方と早めに合流しなくてはいけないのでね」 「…そうか」 フゥ、と軽く溜息もついた所で、 俺は一瞬でフリーザに接近し、顔面に拳を入れた。 弾丸並のスピードで奴は吹っ飛んでいく。 うん、やはり出だしは肝心だな。 麻雀のように安い手でもいいから数順でアガるのと同じ、流れを作る。 数十メートルにも渡って飛んでいったフリーザを、俺は間髪入れずに追い討ちをかけに行く。 ――――――キョン―――――― そういえばその森林地帯て所は蚊の宴会場だったのをふと思い出し、コンビニで虫除けスプレーを買う羽目になった。 しかも土曜日ということでファミ通も出ていることが気になったが、これ以上時間を掛けるわけにはいかない。 ギンギンと太陽の照りつく中、チャリンコを再び漕ぎ始め、目的地へと向かう。 少し漕いだだけで額から汗がつつーと流れ落ちるのが気持ち悪い。 しかも町の外れと言っても、ここからだと結構距離があるのだ。 歩いたら普通に3時間は掛かるような気がする。 けれど、ここで頑張ったら至高のご褒美が待っている。 宇宙人、ヤバくないか? これを考えるだけで心臓が激しくドラムを打つ。 お陰で暑さや疲れなんてのは、薬物を一時的に打ったときみたいに忘れられるのだから不思議で堪らない。 ちなみに薬物は打ったことなんぞある訳がない。それっぽいのは貰ったけど。 だが…本当にあのカプセルはいつ使うんだ? 使うから長門が俺に渡してきた訳で、確実に意味のあるもんだと思うね。 もしかしたらコレを飲んで宇宙人と戦え―――とか? ハハッ、そりゃあねえか。 続く
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憂(澪さんが泊まりに来たあの日以来、いや、それより少し前ぐらいから) 憂(お姉ちゃんの様子がちょっと変化した) 憂(お姉ちゃんの眼の輝きに何かが付加された感じ) 憂(プレゼントを貰った子供のような、でも少し違う……何処かで見た事ある、輝き) 憂「お姉ちゃん、最近良い事あった?」 唯「ほぇ!? な、ななななんで憂がそんな事知ってるの!?」 憂「知らないけど雰囲気でわかるよ。ずっとお姉ちゃんの妹やってるんだもん」 唯「そっか……そーだよね。うん。いい事、いっぱいあったんだ」 憂「軽音部? それとも澪さん?」 唯「のあっ!? なななななんでそこで澪ちゃんがで、出てくるの!?」 憂「何となく? ほら、この前も澪さんお泊まりに来てくれたし」 憂「気付いたらお姉ちゃんたち凄い仲良くなったみたいだから、かな」 唯「むぅ、そ、そっか……やっぱ憂にはバレバレか、我が妹ながら恐るべし!」 憂「うん、恐ろしいんだよー。だから」 憂「お姉ちゃんが私に話してもいいやって思えるようになったらちゃんと話して、ね」 唯「……憂?」 憂「今はまだ話せないんだよね。でなかったら良い事をお姉ちゃんが黙ってるハズないし」 憂「だから、待つよ」 唯「憂……」ぎゅっ 憂「え、ちょ、お姉ちゃん? どうしたのいきなり抱きついて」 唯「ホント、憂は良い子だねー。妹でなかったら好きになっちゃってるよ」なでなで 憂「あわ、お、お姉ちゃん!? そそそそれを言うならお、男の子だったら、じゃないの!?」 唯「フフフ、やっぱまだまだ甘いなぁ、憂は」 憂「え?」 唯「好きになったら相手が男の子だろうが女の子だろうが関係無いよ」 唯「だって、好きになっちゃったんだもん!」 憂(そっか……お姉ちゃん、澪さんが) 憂「そっか……そうだよね。好きなんだもんね、仕方ないよ、ね」 憂「相手が女の子でも……それが家族でも」 唯「ん?何か言った?」 憂「ううん、何でもない。それじゃ茶碗とお皿出して」 唯「りょーかいっ!」 憂(わかった…お姉ちゃんの眼が何で見覚えあったのか。あれって……) 憂(私の眼に似てたんだ。お姉ちゃんの事を考えてる時の私に) 憂「……大好きだよ、お姉ちゃん。ずっとずっと、誰よりも前からずっと……」 6